2000121

 

繰返し数の異なる一元配置における級間変動の期待値E(VA)について

吉田 節

 

 繰返し数の異なる一元配置における級間変動の期待値は、「統計的方法百問百答」近藤・安藤 著にも示されている通り(別紙参照)、因子Aが母数であるか、変量であるかによっても異なり 以下の通りとなる。

 因子Aの水準数をk、各水準における繰返し数をn1, n2,・・・nkとし、Σni=Nとする。いま全体の母平均をμ、第i水準におけるAの効果をαiとすると、データyijの構造は次のように表される。

   

  1. 因子Aが母数因子のとき
  2. 因子Aが変量因子のとき

 

 前回のSQC部会に提出された‘00-11-2の資料のデータはロットごとのデータであったことから、変量因子と考えられるため、(b)にあてはめて解くと  を求めることができる。

   であるから